議会報告
令和1年9月13日 質問答弁
【質問者】若江議員
【答弁を求められた者】都市整備部長
【主管課等】都市・交通計画課

【質問要旨】

1 三津浜地域の課題について

(1)中島汽船航路変更問題について


@今年2月に本市に中島汽船から寄港地変更の情報が寄せられて以降の本市の対応を問う。

A中島汽船航路変更問題に関し、ただ単に事業者に対し、住民の意見をよく聞き、よく説明をするよう要望するだけなのか。

B9月6日に中島汽船から中島総代会に提案された内容について、中島汽船と住民の双方に対し、どのように対応するつもりなのか。

(2)水族館建設について

@道後一極主義ではなく、三津浜地区活性化のため三津浜周辺への水族館建設を要望する市民の声にどのように答えるつもりなのか。


【質問】

おはようございます。

みらい松山の若江 進でございます。

ただ今から、令和元年9月一般会計補正予算(案)をはじめとする議案及び松山市の課題について一問一答方式で一般質問を行いますので、市長はじめ関係理事者の明快なご答弁をお願いいたします。

まず初めに三津浜地域の課題についてお伺いいたします。

一つ目の課題は、中島汽船航路変更の問題であります。

この問題については、本年6月定例会最終日の去る6月27日に三津浜地区において中島汽船による説明会が実施されました。

その中で出された地域住民の声は、すべての意見が反対意見であったとお聞きしています。

そして、先月22日の三津浜地区タウンミーティングにおいても「まちづくりにつながらない」、「中島汽船と松山市に対し疑心暗鬼である」など、厳しい意見が出されました。私も本市は地域と協力し「三津浜地区にぎわい創出実行委員会」を立ち上げ、三津浜地区活性化に取り組んでいる最中に冷や水を浴びせるものと感じています。

さらに、この問題については、松山北高等学校中島分校や三津浜中学校PTAからも反対の意見が上がっております。

三津浜中学校PTAは、反対の署名活動を実施し、去る9月3日に現状維持を求める嘆願書を松山市教育委員会に提出しました。

実は松山北高等学校中島分校に通う生徒73名のうち、約25%の18名が三津浜中学校出身であり、学校関係者や保護者の協力により、生徒不足で廃校も取りざたされていた中島分校に今年度多数の三津浜中学校出身者が入学したことから、廃校の計画は一時立ち消えとなったとお聞きしています。

今回の寄港地変更はこうした努力をしている生徒、保護者、高校及び中学校関係者にも多大な影響を及ぼすものであります。

また、三津浜地域においても三津浜地区まちづくり協議会による中島汽船航路変更に対する抗議のための署名活動が実施されています。

その中島汽船に対する抗議の内容の全文は、

『三津浜から中島航路は本土と島しょ部を結ぶ唯一の交通手段で、古くから三津浜地域と中島地域はともに栄え、中島の方が本土側に転居される際には三津浜地区に転居される方が多いという歴史的なつながりや背景があります。

今回、御社から提案のあった寄港地の変更については、過去の歴史的な背景や住民の気持ちを一切考慮せず、一方的な押し付けであり、「会社側が決めた寄港地変更ありきで住民からの意見を聞いても一切検討する余地はない。」と言う姿勢に終始固執された御社の姿勢には、航路変更説明会の参加者一同全く納得できるものではありませんでした。

また、三津浜から通学する生徒や島しょ部の方にも影響が大きい寄港地の変更と言う大きな問題を、中島総代会や松山北高等学校中島分校、三津浜地域の住民が反対しているにもかかわらず、一切意見を聞かず一方的に決めたことは、公共交通機関に携わる経営者としての資質を疑わざるを得ません。

さらに、出席者全員が反対と言う空気の中で、質問があり回答を求めたにもかかわらず、それを無視して席を立たれたことは、経営者としてあるまじき行為であり、抗議するとともに、会社としての説明責任を十分果たされるよう要求します。

1.16時30分という開始時間で勤め人や自営業の方が参加できなかったことから、多くの住民が参加できる夜に、再度三津浜地区での説明会を開催すること。

2.過去5年間の経営状況と節減する費用の根拠を資料で示すこと。

3.前回の説明会で出た意見に対する回答を資料や文書で示すこと。』

という文面で、合わせて反対署名の活動も行われています。

なお、三津浜地区タウンミーティングから2日後の愛媛新聞には、中島汽船航路変更問題「ゼロベースで再検討」との記事が掲載されました。この「ゼロベースで再検討」という表現を多くの住民は誤解しているようで、これで寄港地変更は無くなったものと思っているようです。「これで寄港地変更は中止になるんですよね。本当によかった。」との話しをそこかしこで聞きます。

しかし、私は住民に「再検討ですから、中止になったわけではありませんよ。」と話しています。そうすると皆さん一様に驚き落胆されます。

そして、先週6日に開催された中島汽船による中島地域の総代会に対する説明では、三津浜港発着を維持する新案を公表しました。その内容は、7日付愛媛新聞に掲載され観光誘客のため、1日5往復の東線のうち、4往復の下り寄港地を今度は高浜港から松山観光港に変更するというものです。この新案では車両の乗り降りを含め三津浜港の発着は維持し、東西両線を合わせ計13回寄港している高浜港寄港を約半分の7回に減らす一方、先ほども述べたように、新たに松山観光港に4回寄港するというものです。

しかし、これで三津浜港寄港を取りやめる最大の懸案であった年間約2,000万円といわれる赤字の解消が図られるのでしょうか。

また、どれだけの観光客が松山観光港から中島に観光に訪れるというのでしょうか。

私は、松山観光港発着の既成事実を積み上げ、将来的には三津浜港寄港を廃止する伏線に思えてなりません。伊予鉄高浜線を松山観光港まで延伸させるというのであれば別ですが、従来高浜港で上下船し、伊予鉄高浜線を利用する人にとっては、ひどく不便になります。中島汽船は、そういった認識をお持ちなのでしょうか。はなはだ疑問です。

さて、他国の例を挙げて恐縮ですが、今年4月に香港立法会に提出された逃亡犯条例改正案をきっかけに大規模デモに発展した香港での現状をご存知でしょう。このデモの最大の原因は、逃亡犯条例改正案に対する抗議活動であり、7月に行政長官がこの改正案の棚上げを発表したにもかかわらず、デモは収まらず、今月4日に撤回すると発表しました。

もともと、香港市民は撤回を要求していたわけですから、これでデモが収まるかと思いきや、さにあらず。あまりにも撤回が遅きに失し、さらなる要求が突きつけられる状態となり、デモが収まる兆しはありません。

規模こそ違え、寄港地変更について住民の思いは、「ゼロベースで再検討」ではなく、完全撤回してもらいたいとの意見であります。

そこで質問の1点目ですが、今年2月に本市に中島汽船から寄港地変更の情報が寄せられて以降の本市の対応をお聞かせください。

次に質問の2点目ですが、この間、本市が積極的にこの問題にかかわった様子が見えてきませんが、中島汽船航路変更問題は、民間の事業であるので、深くかかわることを避け、ただ単に事業者に対し住民の意見をよく聞き、よく説明をするよう要望するだけなのか、ご見解をお聞かせください。

次に質問の3点目ですが、9月6日に中島汽船から中島総代会に提案された内容について、中島汽船と住民の双方に対しどのように対応するつもりなのか、お聞かせください。

次に二つ目の課題である水族館建設についてお伺いいたします。

本年6月に三津浜周辺への水族館建設の要望書が野志市長へ、7月には「愛媛・松山の水族館建設を推進する会」にそれぞれ提出されました。

提出者は、松山西部地域開発協議会、三津浜地区まちづくり協議会、三津浜商店街組合、三津浜クリエーターズ、平成船手組であり三津浜地区活性化に率先して取り組んでいる地域のトップランナーともいえる団体の連名であります。

この三津浜周辺への水族館建設についての要望書の全文は、

『愛媛・松山における観光面の課題として、道後温泉本館保存工事中の観光客の減少、また子供から高齢者までの幅広い世代が楽しめるレジャー施設の少ないことが指摘されています。

道後地区に水族館建設の由、聞き及んでいます。しかし、古くから開けた港町三津浜周辺に水族館建設も考慮していただきたいと存じます。水族館は海岸付近に建設した方が採算性もよく、市内全体の回遊性も生まれると思います。

三津浜地区は、サブセンターゾーンと指定され、古い町並みが残り貴重な俳句の文化もあり、近年町歩きを楽しむ方々も増えています。地域としても町歩きガイドブック・グルメマップ、子規が愛した三津浜・三津浜探訪などを配布し来街者を迎える諸手法を実施し、三津浜を楽しんでいただける仕掛けを模索しています。また、市政と共働で「三津浜地区にぎわい創出実行委員会」を立ち上げ各種団体とともに活発な活動を続けています。

是非とも、三津浜周辺の海岸線を水族館建設の場所として検討していただきますよう、お力添えをお願いいたします。

なお、地域の住民及び企業の要望書名簿は後日提出いたします。』

という文面で現在、誘致に向けての署名活動が実施されています。

そこで、質問ですが、道後一極主義ではなく、三津浜地区活性化のため三津浜周辺への水族館建設を要望する市民の声にどのように答えるつもりなのか、お聞かせください。



【答弁】

(1)に対する答弁

まず、情報が寄せられて以降の本市の対応についてですが、中島汽船に経緯や変吏理由を確認するとともに、航路を変更することは、利用者や地区住民などに大きな影響を与えることから、航路変更についての心配や混乱を招くことのないよう中島汽船に対して丁寧な対応を求めていきます。
以上です。

(2)に対する答弁

三津浜地区は、海の魅力、魚の魅力に恵まれ、古くから栄えた港町で、まちづくり協議会をはじめとする各種団体を中心に、地域の活性化に、熱心に取り組まれている地区ですので、今回の要望書も、我がまちの発展を願う思いから提出されたものと受け止めています。水族館の建設候補地については、
活発な意見交換を重ねながら、市民が主役のまちづくりを進めていきます。
 以上です。

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