議会報告
平成26年9月22日 質問答弁
【質問者】若江議員
【答弁を求められた者】社会福祉担当部長
【主管課等】障がい福祉課

【質問要旨】

1 愛媛国体後の全国障害者スポーツ大会について

(1)本市における障害者スポーツの振興策について
(2)本市で利用される競技施設の障害者用トイレの状況について
(3)障害者が利用しやすい宿泊施設や市内の障害者用トイレマップの作成及び周知方法について

【質問】

松山維新の会の若江 進でございます。
ただ今から、一問一答方式で一般質問を行いますので、市長はじめ関係理事者の明快なご答弁をお願いいたします。
さて、先月27日の柔道世界選手権で松山市出身の中矢力選手が男子73キロ級で2大会ぶり、本県出身の宇高菜絵選手が女子57キロ級で初の金メダルに輝きました。
また、9月9日には、テニスの全米オープンにおきまして、錦織圭選手がアジア人として初めて決勝に進み準優勝を遂げました。
選手の方々の健闘を称え、心から賛辞と敬意を表したいと思います。
ところで、その全米オープンでは、あまり大きなニュースとはなっていませんが、車いすの部シングルスで、男子の国枝慎吾選手が5回目、女子の上地結衣選手が初めての優勝を飾りともに、ダブルスと合わせ2冠に輝きました。
この二人の活躍は、多くの障害者の方々に勇気と希望を与えたことでしょう。
なお、国枝選手は北京パラリンピックとロンドンパラリンピックでも車いすテニスのシングルスで金メダルを獲得していますし、4大大会でも何度も優勝しています。
数年前になりますが、日本の記者が元男子テニス世界ランキング1位のロジャー・フェデラー選手に次のように聞いたそうです。「なぜ、日本のテニス界には世界的な選手が出てこないのか。」するとフェデラー選手は、「何を言っているんだ君は。日本には国枝慎吾がいるじゃないかと」と答えたそうです。
世界では、認められている障害者スポーツも日本では、その評価や認識が決して高くないことを示している一例ではないでしょうか。
健常者スポーツも障害者スポーツも、多くの人に夢と勇気と希望、感動を与え、見るにしてもするにしても、日常生活になくてはならないものであります。
そこで、まず初めに愛媛国体後に開催の全国障害者スポーツ大会についてお伺いいたします。
全国障害者スポーツ大会は2001年から、それまでの全国身体障害者スポーツ大会と全国知的障害者スポーツ大会を統合して開催されるようになり、今日に至っています。
愛媛では、身体障害者、知的障害者、精神障害者の個人及び団体で計13競技が実施され、その内、本市では6競技が実施される予定とお聞きしています。
障害者スポーツ大会は、国体はもとよりオリンピック後のパラリンピックやアジア大会後のアジアパラ大会としても開催されており、年々競技人口は増大し、障害者の生きがいとなっています。
今年7月に車いす陸上800メートルにおいて、2000年のシドニーパラリンピックで銀メダル、2004年アテネパラリンピックで銅メダルを獲得した廣道純選手の「夢があるから、がんばれる」と題した講演を聞きました。
彼は、高校生の時に交通事故で下半身不随となったが、車いす陸上を始めて、新たな夢と目標を持つことができ前向きで、充実した人生を送ることができていると話しました。
スポーツには、そうした力があるのは間違いありません。
愛媛国体はもちろんでありますが、その後の全国障害者スポーツ大会に松山市からも多くの障害者の方々に出場していただき、是非とも素晴らしい大会となるよう願っています。
また、大会を契機に本市の障害者スポーツが更に普及することにより、障害者の方々の活動の場が広がるものと期待しています。
そこで、質問の第1点目は、本市における障害者スポーツの普及と振興及び障害者用スポーツ施設の整備をどのように推進するのかお聞かせ下さい。
次に質問の第2点目は、障害者スポーツ大会では、全国から多くの障害者と関係者の方々が松山市にお見えになります。
先日、障害者の方に外出する際に一番気になることは何ですかとお聞きしたことがあります。その方の答えは、障害者用トイレの問題ですとお答えになりました。
いつも行く行動範囲内は、障害者用トイレの場所は把握できているが、市外や県外に出かける際は必ず、障害者用トイレがある場所をインターネットや電話等で問い合わせ、確認するそうであります。
松山市は、おもてなし日本一のまちを宣言し、多くの観光客の方々をお迎えすることとしていますが、特に多くの障害者の方々を迎えることになる障害者スポーツ大会でも、障害者に対してもおもてなし日本一を目指すべきであります。
そうすることで、町の魅力はアップし、広く全国にPRできるものと思います。
そこで、本市で使用される競技施設におけるバリアフリー化及び障害者トイレの現況と今後の整備計画はどうなっているのかお聞かせください。
次に、質問の第3点目は、競技が終了すれば、ショッピングや観光も是非楽しんでいただきたいと思いますが、市内の障害者が利用しやすい宿泊施設や市内の障害者用トイレマップの作成と周知方法は、どうなっているのかお聞かせください。



【答弁】

(1)に対する答弁

本市における障がい者スポーツの振興策についてお答えします。障がい者スポーツの普及と振興は、障がい者の社会参加と、人々の障がいに対する理解を深めるための重要な取り組みであると認識しています。本市では、ソフトボール大会、卓球大会を毎年実施するとともに、市民マラソン大会「坊っちゃんランランラン大会」に平成24年度から車イスマラソンの部を新たに設けました。また、障がいのある方が1アクアパレットやコミュニキティセンターといった市有施設を利用する場合、利用料を半額にするなど、利用しやすい環境を整えています。平成29年の全国障害者スポーツ大会の開催に向けて、今年度は、地域スポーツの振興を担う、松山市スポーツ推進委員を対象とした、障がい者スポーツに関する研修会の開催を予定しており、スポーツ推進委員の皆さまが、得られた知識や技術を各地域に持ち帰ることにより、障がい者スポーツの更なる普及・振興に繋がるよう努めていきます。施設整備については、平成23年に改正されましたスポーツ基本法では、基本理念に、障がい者スポーツの推進が盛り込まれており、地方公共団体は、障がいのある人もない人も共にスポーツに親しむことのできる環境の整備に努めなければならないこととなっています。これからも、障害者団体や各種競技団体などから、ご意見をいただきながら、障がいのある人もない人も共にスポーツを楽しめるような、利用者にやさしい施設整備に取り組むなど、誰もが自分にあった方法で生涯を通じてスポーツに親しむことができる環境づくりに努めていきます。以上です。

(2)に対する答弁

競技施設の障害者用トイレの状況についてお答えします。本市では、平成29年の「第17回全国障害者スポーツ大会」で、水泳、ソフトボール、サッカー、陸上競技、バレーボール、ボウリングの6競技が開催されます。その競技会場の障害者用トイレの状況については、市有施設の「アクアパレットまつやま」には4ヶ所、「松山中央公園運動広場」には3カ所、「北条スポーツセンター陸上競技場及び球技場」には2カ所、また、県有施設の「愛媛県総合運動公園陸上競技場」には8カ所、「愛媛県武道館」には7カ所さらに、民間施設の「キスケボウル」には1カ所となっており、また、段差の解消やスロープの設置など、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」、いわゆるバリアフリー法に基づく一定のバリアフリー対策が施されています。そうした中、「全国障害者スポーツ大会」に参加する選手・役員約5,500人が安全で医適に、楽しく参加できるよう今月から、愛媛県が、障害者関係団体などと合同で、県内すべての競技会場のバリアフリー調査を実施し、会場の基本設計を行うこととしています。そこで、本市としましては、この基本設計をもとに、愛媛県と連携を図り、3年後の「全国障害者スポーツ大会」に向けて可能な限り、仮設を含め施設改修を検討するなど、大会運営に支障が生じることのないよう、取り組んで参りたいと考えています。以上です。

(3)に対する答弁

障害者が利用しやすい宿泊施設や市内の障宙者用トイレマップの作成及び周知方法についてお答えします。本市では、平成17年度に高障がい者にやさしいまちづくりを目指し、公共施設や観光施設などのバリアフリー情報を提供する本市独自の「おでかけらくらくまっぷ」を作成し、ホームページでは、随時データを更新しながら、情報発信しています。今後は、宿泊施設や障害者用トイレなど、各施設等の情報をこれまで以上に容易に取得できるよう、ホームページのバリアフリーマップの操作性向上や多様化する情報機器への対応などの充実を図っていきます。また、市内で、安心してショッピングや観光を楽しんでいただけるよう、全国障害者スポーツ大会の競技会場周辺と市内中心部に限定したトイレマップの作成について、検討していきます。周知方法としては、全国障害者スポヤツ大会に参加される皆様へ「おでかけらくらくまっぷ」等を配布するとともに、ホームページ等を活用して情報発信に努めていきます。以上です。

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