議会報告
平成24年9月19日 質問答弁
【質問者】若江議員
【答弁を求められた者】産業経済部長
【主管課等】産業政策課

【質問要旨】

3 三津浜地区の活性化について
(1)三津の朝市の新誘客施設について、現在、具体的にどういった検討
  がなされているのか。
(2)三津浜のまちづくりは、新誘客施設にあわせて、いかに人を呼び込
  むかが大切だと考えるが、何を主眼にまちづくりを進めていくの
  か。

【質問】

次に三津浜地区の活性化についてお伺いいたします。
三津の朝市は、室町時代の1467年に旧水産市場近くにできた食糧市が起源ともいわれ、その後、江戸時代初期に本格的な魚市場として機能が整い発展してきましたが、建物のない青空市場でありました。
そして明治21年に直径約36m、面積約838uの円形市場が完成し、伊予節でも歌われている三津の朝市として発展し、松山市民の台所として親しまれてきましが、取扱量の増加や施設の老朽化に伴い昭和56年9月の松山市中央卸売市場水産市場開設に伴い現在地に市場が移転新築されたことによりその役目を終えました。
しかし、長い歴史と地域の伝統文化であることから、地元三津浜を中心に多くの方々の復活を望む声や熱心な署名活動が結実し、本来、卸売市場法では、市場内での一般市民への小売りはできないことになっているにもかかわらず、市場関係者の協力によりイベント性があること、恒常的でないこと、市場関係者の合意があること、市場秩序が保持されることの4つの条件の下、毎月第2・第4土曜日のイベントとして実施されることとなり平成14年12月に実に、21年ぶりに復活し、今日まで約10年間多くの市民でにぎわってきました。
しかし、本当に惜しむ声もたくさんある中、残念でありましたが本年7月に終了するとともに毎年8月に開催されていた水産市場の拡大イベントも中止となりました。
この間、魚の消費量は減少し平成23年3月末には、市場内での取扱量の減少などが要因となり中央卸売市場から地方卸売市場への転換も図られました。
そうした中、水産市場開設者の松山市と水産市場関係者、三津浜地区まちづくり協議会、有識者の4者で三津の朝市活性化検討委員会を設置し平成23年9月に第一回会合を行うなど様々な協議を重ねてきたとお聞きしております。
また、昨年12月には、新聞紙上で水産市場内に新たな施設を整備するとの報道もなされました。
そして、これまで地元から出された要望や新聞に紹介された松山市の計画案など、様々な提案が検討されてきたとお聞きしております。
そこで、第1点目は、三津の朝市の新誘客施設について、今、具体的にどういった検討がなされているのかお聞かせ下さい。
また、第2点目として、三津浜地区のまちづくりは、三津の朝市の新誘客施設とあわせて、いかに人を呼び込むかが大切ではないかと考えますが、何を主眼にまちづくりを進めて行くつもりなのかお聞かせ下さい。



【答弁】

 若江議員に三津浜地区の活性化についてお答えします。まず、三津の朝市の新誘客施設についてですが、歴史と伝統ある三津の朝市を、市民や観光客が集い、賑い、瀬戸内の幸を堪能できる新たな観光交流施設として整備し、これを核に三津浜地区の活性化に資することを検討するため、市場関係者や地元関係・有識者をメンバーとして三津の朝市活性化検討委員会を設置し、新施設の建設場所や規模、駐車場の確保、営形態、市場との取引関係、出店者の資格等について、これまで協議・検討を重ねて参りました。こうした中、特に建設場所や駐車場の確保、市場運営に対する影響、景観、さらに集客見込み等について、多くの意見や提案をいただきました。そこで、これら多くの意見や提案に応えるため今後、詳細なマーケテイング調査を行い、その需給バランスや投資効果、さらには、新たな施設に係る経営コンサルティングによる経営に関するデータの収集も行うなど多角的な検討を加えることといたしました。そして、その成果を踏まえ、関係者とさらに協議する予定としています。次に、三津浜のまちづくりは、何を主眼に進めていくかについてですが、三津浜地区には、港町独特の歴史、文化が大切に引継がれています。例えば、海産物の集散地である三津の朝市はもとより、江戸から昭和初期の商家や古民家、三津の渡し、正岡子規や京都出身の画家で三津浜魚市図を描いた富岡鉄斎などたくさんの文人墨客の足跡も残されている市内でも貴重な地区です。このような中、地元では、地域資源を観光資源として活用し、物語性のあるまちづくりをしようという機運が高まっており、観光ボランティアガイドの養成も計画されています。さらに、新たな動きとして、三津浜地区以外からも若者が集い、三津浜アート蔵劇場やシーフードバーベキューなど個性的なイベントが行われているほか、町家を活かしたカフェや、商店街の空き店舗には若い店主が出店するなど活動の広がりが生まれています。こうした地域の宝や、地元関係者の機運を大切に活かしながら、「住んでいる人や、来た人が楽しみ、交流を通して、まちの面白さを魅せていく」をテーマに、その核となる新誘客施設の在り方も含め、地域のみなさんと一緒になって、人が流れ、そして賑う、観光まちづくりを推進したいと考えています。

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