議会報告
平成22年3月8日 質問答弁
【質問者】若江議員
【答弁を求められた者】 公企・管理部長
【主管課等】公営企業局

【質問要旨】

5.水道GLPについて
(1)水道GLPの概要についてまた、認定する機関について
(2)水道GLP認定取得のためのプロセスと認定取得の見通しについて
(3)水道GLP認定取得の効果について
(4)他都市の水道GLP認定取得状況について

【質問】

次に、水道GLPについてお尋ねいたします。
 平成22年5月28日、市之井手浄水場内に新しく建設された水質管理棟の完成式が執り行われ、私も来賓として出席をいたしました。その際に中村市長の挨拶の中で、「ISO」と類似した「水道GLP」というものがあり、水質管理棟が建設されたことで、この水道GLPを取得するための前提条件が整ったというお話がございました。
申し上げるまでもなく、水道事業者に求められる最たるものは、水道水の品質であり、良質な水の供給、この点についてだけは、民間事業者に委託するようなことはせず、水道事業者自らが直営でやっていこうという姿勢の表れが水質管理棟の建設に繋がったものと思っております。
現在、水道水は50項目の水質基準によって管理されていると聞いておりますが、この水質管理棟の検査室には、塩素消毒では死滅しないクリプトスポリジウムなど100項目以上を検査する高度な水質検査機器が設置されており、私は、これを使いこなすことによって水質管理能力のレベルアップを図り、水道水の「安全・安心」ということを、より高めていただけるものと大いに期待をしているところであります。
そして、この水道水の「安全・安心」を表すものこそ「水道GLP」にほかならないと思っておりますが、水質管理棟建設から既に1年近くが経過しようとしている今、水道GLP取得に向けての進捗状況が気に掛かるところであります。
 そこで、第1点目は、「水道GLP」とは何なのか、また、認定する機関はどこなのかお伺いいたします。
第2点目は、水道GLP認定取得のためのプロセスと認定取得の見通しはどうなのかお伺いいたします。
 第3点目は、水道GLP認定取得の効果についてお伺いいたします。
 水道GLPを取得することで、市民の皆さんに、より「安全・安心」ということを実感していただけることに繋がらなければならないと思うのですが、「なるほど。それを聞いて安心した。」と言える効果が出てくるのでしょうか。水道GLP認定取得によって、具体的に何がどう変わるのかお聞かせ下さい。
 最後に、他都市の水道GLP認定取得状況についてお伺いいたします。
 本市は、水質管理棟という物理的な前提条件が整っていなかったことから、今日まで水道GLPの認定取得を目指すことができなかったといえますが、現時点において、他都市の取得状況はどうなのかお聞かせ下さい。
 以上で一般質問を終わります。市長はじめ関係理事者の明快なご答弁をよろしくお願いいたします。



【答弁】

 若江議員に、水道GLPについてお答えいたします。まず、水道GLPの概要とその認定機関についてであります。市民の皆さんが直接口にする水道水、この安全性を確認することが水道水質検査の目的であり、それには、正確で、かつ、精度が高く、信頼性が確保されることが当然のこととして求められると思っております。そのためこは、品質検査を保証するものが必要であり、その一つにGLPというものがあります。このGLPとは、「優良試験所規範」という意味で、試験所が実施する分析や試験が適正に実施されたことを証明できる基準を定めたものであり、医薬品分野では1980年代の早い時期に、また、食品衛生分野では食品衛生法施行規則の改正により平成8年から導入されております。こうした流れの中で、水道水の分野におきましても、検査結果の精度と倍煉性を高めるために、製品の品質を保証する国際規格であるISO9000シリーズを踏まえ、これに、水道事業者の実情を考慮した事項を追加して平成16年9月に制定したものが、「水道GLP」であります。また、水道GLPの認定機関でありますが、これを制定した日本水道協会がその認定機関となっており、水質検査を行うための施設や技術力が規範に適合しているかどうかを審査した上で、認定するものであります。 次に、水道GLP固定取得のためのプロセスと認定取得の見通しについてであります。 水道GLP認定取得のプロセスは、規範に適合した施設を整備した上で、「品質管理マニュアル」や「水質検査手順書」など約100種類の文書を作成し、日本水道協会の書類審査と現地審査を受け、認定されるものであります。 また、本市における「水道GLP」認定取得の見通しでありますが、水質管理棟を平成20年度未に完成させることができましたので、当初予定を1年余り早め、21年8月に申請を行い、今年2月までに書類審査と現地審査を終えたところであり、年度内には認定を得られる見通しであります。次に、水道GLP認定取得の効果についてであります。 水道GLPの認定を得ることは、高度な技術力が証明されることにほかならず、このことによって、本市水道水のブランドイメージが高まるとともに、4年毎の更新審査と、その中間に行われるサーベイランス審査等で技術力の維持・向上が確認されることとなっており、市民の皆さんの期待に応えて行くことができるものと考えております。最後に、他都市の「水道GLP」の諷定取得状況についてであります。 平成22年1月末現在、水道事業者と民間の検査機関を合わせ、全国で57団体が「水道GLP」を取得しており、そのうち中核市は、横須賀市をはじめ8市が取得しているところであります。 以上で答弁を終わります。

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