| 【質問要旨】
3.三津駅周辺整備と地域の活性化策について
(3)地方卸売市場への転換の経緯と転換決定を契機としての今後の取り組みについて
【質問】
また、水産市場は、伊予節にも詠われている長い歴史と伝統ある三津の朝市が、昭和56年9月に中央卸売市場として現在の場所に誕生し、以来、松山市民を始めとする多くの方々の台所として安くて、新鮮な魚を提供して参りました。そして、先般、開場25周年記念事業として三津の朝市・魚まつりが盛大に開催されました。私も地元の町おこしグループである平成船手組の餅つきをお手伝いしましたが、大勢の市民が来場する中、改めて、卸売市場の果たすべき
役割を認識したところでございます。
しかしながら、近年の食の安全・安心に対する関心の高まりや消費者の低価格志向、大型量販店の拡大や流通の広域化により、卸売市場を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあります。そういった中で、これらの環境変化はもとより、経費削減や流通の効率化などを踏まえ、生産者や消費者の期待に応え「安全・安心」で効率的な流通システムの転換を図るよう、平成16年6月に卸売市場法が改正されたところであります。
これに基づき、卸売市場の再編を柱とする整備方針が見直され、この中で示された再編基準に当水産市場の取扱数量等が満たないことから、再編市場の対象となり、市場関係者でいろいろ検討された結果、中央卸売市場から地方卸売市場へ移行することが決定したと伺っています。
そこで、第3点目は、水産市場がどのような経緯で地方卸売市場へ転換することとしたのか、また、転換決定を契機として、将来を見据えた対応など、市場の活性化のため、今後どのように取り組まれるのかお伺いいたします。
【答弁】 若江議員に、三津浜駅周辺整備と地域の活性化策についてのうち、水産市場の地方卸売市場への転換の経緯及び今後の取り組みについてお答えいたします。
まず、地方卸売市場への転換の経緯についてでありますが、現在の中央卸売市場水産物部は、生鮮食料品等の安定的な流通確保を目的に、国が全国的に整備して来た施策の一環として、昭和56年に開設されたものであります。
しかしながら、近年における国際化の進展の下で、市場へ商品を供出する生産者サイドでは、生産・流通を通じた低コスト化、有機農法等安全、安心な農水産物の提供による高付加価値化、契約取引の推進、多様な販路の確保を求める等状況が大きく変化しております。
また、消費者サイドでは、低価格志向が進む一方で、食の安全・安心に対する関心が増大するとともに、食の外食化、本物志向、地産地消への関心の高まりなど、多様な食に対するニーズへの対応を求めるなど生産者同様、志向が激変している状況であります。
このため、生産者サイドと消費者サイドの架け橋となる卸売市場が今後とも基幹的流通システムとしての役割を果たすことができるよう、インターネット等を活用した取り引きの拡大や市場の再編等による低コスト流通の実現、品質管理の徹底等、食の安全・安心の確保、規制緩和によるニーズに対応した商品提供機能の強化などを内容とする卸売市場制度改革を進めるため、平成16年6月に卸売市場法が改正されたところであります。
これに基づき、第8次卸売市場整備基本方針の中で、詳細な市場再編基準が示され、松山市中央卸売市場水産物部が要再編市場に該当し、他の卸売市場との統合及び連携、市場の廃止、地方卸売市場への転換など5つの再編措置のうち、いずれかの選択を義務付けられたところでございます。
そのような中で、今回の再編につきましては、当水産市場の将来に関わる重要な問題であるため、学識経験者や業界関係者で組織する経営改善検討委員会を設置し、5つの選択肢について、様々な角度から検討を行うとともに、農林水産省をはじめ、関係機関とも再三にわたり協議を重ねてまいりました。
その結果、地方卸売市場への転換が唯一の道であるとの市場関係者総意の結論に至ったものであります。
次に、転換決定を契機とする今後の取り組みについてでありますが、卸売市場は、地域における生鮮食料品の流通拠点、食文化・食情報の発信基地として非常に大きな役割を担っておりますので、今後におきましては、情報技術を活用した効率的な流通システムの構築や生鮮食料品等の安全・安心のための施設整備などにより市場の活性化を図ってまいりたいと考えております。
さらには、「瀬戸の小魚」や「松山鮓」などの市場ブランドの確立、地産地消の実現に向けた集荷力の強化など、卸売市場としての機能や魅力を向上させることにより、生産と消費の両サイドの期待に応えられる安全・安心で効率的な活力のある市場の実現に向け、市場関係者と連携を図りながらその具体化に向け取り組んでまいりたいと考えております。
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