議会報告
平成18年12月14日 質問答弁
【質問者】若江議員
【答弁を求められた者】教育委員会事務局長
【主管課等】学校教育課

【質問要旨】

1.教育問題について
(1)いじめ問題に関し、学校現場での実態把握と対処方法及び防止策の強化について
(2)中学校における毛筆指導の未実施に関連して、今後の実態の把握と指導について


【質問】

質問の様子おはようございます。
私は、チャレンジクラブの若江でございます。
ただいまより、一般質問を行いますので、市長はじめ関係理事者の簡潔でわかり易い言葉によります明快なご答弁をお願いいたします。
初めに教育問題についてお尋ねいたします。
 国においては、タウンミーティングでのやらせ問題や無駄な経費支出、そして自治体においては、談合や裏金問題等、本当に、政治と行政に対する国民の不信と怒りは、頂点に達しています。
また、児童や高齢者等に対する虐待、学校でのいじめによる自殺、親が子を子が親を殺害するという信じられない様な悲惨な事件が毎日のように発生しています。本当にこの日本の倫理観や道徳観の低下は、目を覆いたくなってしまいます。
私は、「国家百年の計は教育にあり」と考えますが、この壊れかけている社会を作った要因の一つは、戦後60年の教育にあるんだろうと考えますし、教育の制度疲労が起こっているんだと思います。そういった中で、タウンミーティングでの手法は、大いに問題があり、政府は、猛省すべきと思いますが、今国会で教育基本法の改正がなされようとしていることは、一定の評価をしていいんだろうと考えています。
そして、本当に痛ましいことですが、現在最も深刻な学校でのいじめによる自殺の連鎖が止まりませんし、全国いたるところで今後も起きるのではないかと、保護者の方々は、心配でたまらないと思います。
そういった中、本市では、今定例会において、いじめ対策総合推進事業に1,615万1千円が、補正予算として提案されました。その活動内容は、いのちを守る相談活動、小中学生による
「いじめをなくそう」緊急ミーティング、いじめ問題対策・サポート事業、命を守り育てる集いであります。確かにこういった取り組みは、必要でありますが、現在いじめを行っている子どもに果たして有効なのでしょうか。もっと、緊急の問題として今日からすぐにでも教育委員会や学校は、「いじめは犯罪である。絶対に許さない。」という断固たる決心と行動を見せるべきであろうと考えます。そして、隠蔽体質と揶揄されることのないよう、現状の把握に努め、どのようないじめがあるのかを広く市民に知らせる責務があろうと思います。
そこで、第1点目は、いじめに関して、学校現場での実態をどのように把握し、どのように対処し防止策を強化してきたのか、そして、どのような効果を見込んで今回の活動内容を提案されたのかお伺いいたします。
また、全国の高等学校では、大学受験のための授業をあまりにも重視したために、学習指導要領で定められている必修科目を履修せず偏った授業を行い、その責任を取って本県の先生が自殺をするというような悲惨な事件がおこりました。確かに学校5日制やゆとり教育の導入で厳しい授業カリキュラムを強いられているとは思います。しかし、いかなる理由があるにせよルールを破ってもいいことにはなりません。制度がおかしいのであれば制度こそを変えるための努力をするべきであります。
そして、本市におきましても未履修ではありませんが、一部の中学校で国語科の毛筆指導が実施されていなかったとの報道がなされました。教えるべきことが教えられなかったということは、大変憂慮すべきことであり、保護者や生徒たちが、学校教育に対して不信感を持つ原因でもあります。
そこで、第2点目は、中学校における毛筆指導の未実施に関連して、二度とこういう事が起きないよう今後の実態の把握と指導についてお伺いいたします。



【答弁】

 若江議員に、教育問題についてお答えします。
 まず、学校現場でのいじめの実態把握と対処方法及び防止策の強化についてでありますが、学校での実態把握につきましては、各学校での、独自のいじめ調査や教職員による日々の観察、日記指導及び教職員やスクールカウンセラー等による教育相談を通して、行っております。
 その結果いじめを発見した場合には、教職員が速やかに事実確認をし当該児童生徒への支援や指導を行なうとともに、家庭との連絡やクラス全体への指導等を行うこととしておりますが、必要に応じて保護者やスクールカウンセラー、関係機関等の協力も得ながら、早期解決・再発防止などの適切な対応に努めております。
 また、教育委員会では、教職員に対して、各種研修会を行い、いじめ問題への対応の方法等について、繰り返し指導を行っているところであります。
 また、「いじめ対策総合推進事業」の効果につきましては、相談・サポート体制の強化を図ることによりいじめに対する早期発見や、専門的、機動的な支援が可能になるとともに教員研修を実施することで、いじめに対する教員のスキルアップが図れるものと思っております。
 また、「いじめをなくそう緊急ミーティング」やシンポジウム等の開催をすることにより、子ども自身が、いじめ問題に主体的に取り組むことや、社会全体で子どもを守る機運が高まることを期待しております。
 さらに、これらの事業を通して、いじめに対する課題や効果的な解決策を見出して参りたいと考えております。
 次に、毛筆指導に関連する今後の実態把握と指導についてでありますが、各学校における教科の授業時数につきましては年度当初に、新年度の教育課程の編成と前年度の実施状況の報告を受け、学習指導要領に即して適切に行われているかどうか市教育委員会で確認しております。
 しかしながら、国語科における細部の指導内容については報告の義務がなく把握できなかったため、毛筆の授業不足という事例が発生しました。
 今後におきましては、学習指導要領の順守を念頭に、各種研修会や学校訪問等においても、各教科の履修について、その内容も含め適切に実施されているか把握し、授業不足という事例が起きないよう指導徹底を図って参りたいと考えております。

このウィンドウを閉じる
松山市議会議員 若江進(わかえすすむ)を育てる会事務所
〒791-8061 松山市三津3丁目9−18
TEL:(089)907-0870 FAX:(089)907-0871
Home Page:http://www.wakae.net  E-mail:susumu@wakae.net